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|LPガスとは|LPガスの生産|LPガスの良いところ|
|LPガスの性質|災害に強いLPガス|LPガスの安全性| |
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LPガス(LPG)とは、Liquefied(液化)Petroleum(石油)Gas(ガス)の頭文字をとった液化石油ガスの略称で、プロパンとブタンを主成分とする炭素と水素の化合物です。 |
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現在国内で利用されているLPガスは、約4分の3を海外から輸入し、残りの約4分の1を国内で生産しています。
輸入LPガスは、サウジアラビアをはじめとした中東地域やその他の地域において、天然ガスや原油に随伴して生産されます。また国産LPガスは国内で原油を精製して製品化されます。
LPガス価格が原油価格と連動しているのは、上記のような生産の流れがあるからです。 |
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クリーンエネルギーとしてLPガスの優れている点は、次の通りです。 |
(1)燃焼による排ガス中のCO2量は、石油や石炭と比べて非常に少ない
(2)LPガスには硫黄分の含有量がほとんどなく、窒素も含まれていない
(3)ススや灰分を出さない
(4)オゾン層破壊の心配がない |
またLPガスは、体積あたりの総発熱量が、都市ガスに比べると約2.2倍と非常に高カロリーです。
環境に良いことと併せ、ハイパワーで高品質なガス体エネルギーなのです。 |
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LPガスは空気より重い |
LPガスは、空気の約1.5倍の重さがあり、漏れると低いところや物陰に溜まる性質があります。
ガス漏れ警報器が足元に設置されているのはその性質のためです。
漏れを確認した場合は、ほうきやうちわ等で屋外に掃き出すようにします。 |
特有のニオイを付けてある |
LPガスそのものは無色無臭ですが、漏れた時に分かるように、タマネギんも腐ったようなニオイを付けてあります。
このニオイの成分は、燃えると無臭になるので、LPガスが正しく使われている限り臭うことはありません。 |
LPガスはクリーン |
LPガスそのものには、人体に有害な一酸化炭素は含まれていません。また大気汚染の原因となる硫黄分の含有量が極めて少なく、窒素も含まれていません。
ただしLPガスそのものは炭化水素なので、大量に吸い込むと意識を失ったり、窒息する恐れがあります。 |
液化しやすく気化しやすい |
通常、気体のLPガスは7気圧以上圧力をかけて、液化された状態でボンベに詰められて家庭に届けられています。
LPガスの気体を液化すると、体積が約250分の1に圧縮されるので、持ち運びやすく、ボンベの設置スペースも小さくてすみます。
液体のLPガスが皮膚に触れると、凍傷になる恐れがあります。 |
LPガスの燃焼 |
LPガスは,空気中に1.8%〜9.5%混じった時に着火源があると燃えます。
ガス漏れを感知できる「ガス漏れ警報器」は、一般的に1/1000(0.1%)の濃度を感知できるように作られています。 |
燃焼にはたくさんの空気が必要 |
LPガスが燃焼するためには、たくさんの空気(酸素)が必要です。
室内でLPガスを使用する際には、十分に換気を行うようにご注意ください。 |
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地震や台風などの災害は私たちの生活に大きな被害をもたらせます。中でもガスの供給がストップすると、炊事・お風呂などが使用不可となり大変に不便な状況が発生いたします。
LPガスは災害に強い分散型エネルギーとして、国からも災害支援も含めて高い評価を受けています。 |
復旧が早い! |
LPガスは、容器にて各家庭に戸別にガスを供給している為、各家庭ごとに点検を行い、異常がないことが確認されれば、すぐに使用することが可能となり、素早い復旧ができます。
都市ガスの場合は、地下に埋設された導管で各家庭等にガスを供給している為、1ヶ所でも異常が発生すれば、全てが使用不可になり、復旧に時間がかかります。
(「ガスは災害時の復旧が遅い」と言われているのは都市ガスについてであり、LPガスは逆に復旧が早いライフラインと言えます) |
災害時の対応が早い! |
LPガスは、容器にて戸別にガスを供給することが可能な為、災害が発生した時などに避難所への炊き出し用、仮設の風呂・シャワー用、仮設住宅へのLPガス供給等、災害後においても素早い対応ができます。 |
地震時の火災の原因になりにくい! |
阪神淡路大震災で予想以上に被害を大きくした要因は地震後の火災でした。
地震発生後の10日間で神戸市内では175件の火災が発生し、その中の81件は原因が特定できましたが、約60%が電気の漏電・ショートや都市ガスの漏洩を原因とした二次災害によるものと判明いたしました。
一方で、LPガスを原因とする火災は1件もありませんでした。これはマイコンメーターが自動的にガスの供給を遮断した為です。地震後の二次災害の防止にも、LPガスが貢献することを証明した形となりました。 |
阪神淡路大震災におけるライフライン復旧状況 |
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新潟中越地震におけるライフライン復旧状況 |
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阪神淡路大震災における火災原因 |
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LPガスの事故発生件数は、消費世帯数の増加に伴い、1979年には793件に達しました。しかし、各種保安対策への取り組み・LPガス供給機器の安全面の高度化・安全機能搭載のLPガス機器の普及などの要因により、事故発生件数は減り続け、1994年には82件とピーク時の約10%にまで減少し、以後も100件前後で推移しています。
2003年(平成15年)からは全国一斉LPガス保安高度化運動を実施するなど、LPガス事故を限りなくゼロにする為に、我々も日々努力しています。 |
年別事故件数及び死傷者数の推移 |
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※本ページの内容・資料等は「日本LPガス団体協議会 LPガス読本」ホームページより、多数抜載しております。 |
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